[MUシリーズ] 中継オプションを使った通信
MU-3 (MU-2)の中継オプション「/R」「/A」は、中継機を使用しない場合でも使用することができます。
中継オプションを使用しない場合の複数機器との通信
通常、複数の機器IDを指定して通信を行う場合、以下のような操作を行う必要があります。
例)機器ID 11, 12, 13にそれぞれABCDE 5 byteのデータを送る場合
@DIコマンドで機器を指定し、その後@DTコマンドにて通信を行います。
@DI11 CrLf -> @DT05ABCDE CrLf ->
@DI12 CrLf -> @DT05ABCDE CrLf ->
@DI13 CrLf -> @DT05ABCDE CrLf
通信する機器を変更する場合、その都度@DIの変更を行い、@DTにて通信を行う必要があります。
中継オプションを使用した場合の複数機器との通信
中継オプションは中継を行わない場合でも使用することができます。
例)機器ID 11, 12, 13にそれぞれABCDE 5 byteのデータを送る場合
@DT05ABCDE/R11 CrLf ->
@DT05ABCDE/R12 CrLf ->
@DT05ABCDE/R13 CrLf
機器IDを都度指定する場合に比べ、コマンド発行回数を減らすことができます。
ACKオプション(/A)オプションを使用した通信
中継オプションの/Aは中継なしの場合でも使用できます。通信が届いたかどうかモジュール側でACK処理をして欲しい場合に使用できます。
例1)機器ID 11にABCDE 5 byteのデータをACK有りで送る場合
@DT05ABCDE/A11 CrLf
または
@DT05ABCDE/A CrLf (あらかじめDI=11が設定されている場合)
例2)機器ID 11,12,13にそれぞれABCDE 5 byteのデータをACK有りで送る場合
@DT05ABCDE/A11 CrLf ->
(ACK受信後) @DT05ABCDE/A12 CrLf ->
(ACK受信後) @DT05ABCDE/A13 CrLf ->