2.4GHz帯ワイヤレスリモコンシステム 無線リモコン:NT-4、出力ユニット:NR-1は、標準規格「ARIB STD-T66 第二世代小電力データ通信システム」に準拠した無線機器です。技適マーク付きですので、お客様による免許の申請等は不要です。
出力ユニット:NR-1は6系統の接点出力に対応しています。出力はフォトMOS FET出力で、リレーを直接駆動することができます。また、出力動作モードは用途に応じて3つのモードから選択ができます。 NR-1に対応したリモコン(NT-4-S4,NT-4-S3,NT-4-D4,NT-4-D6の4機種)は、小型ボタンタイプで、リチウム電池CR2032(1個)で使用できます。
無線リモコンとNR-1の通信形態は1:1です。複数のリモコンからの1つの制御機を操作(N:1)や1つのリモコンで複数の制御機を同時に操作(1:N)はできません。通信距離の目安は見通し条件にて約100mです。リモコンは、NR-1との通信状態を表示する機能を搭載していますので、安心して通信を行うことができます。
2.4GHz帯の周波数を使用しているため連続送信が可能で、NR-1の出力制御モードをモメンタリモードに設定した場合、リモコンのボタンを押している間、NR-1から連続で出力することができます。伝送方式に周波数ホッピング(FH)方式を採用することで、2.4GHz帯を使用する他の無線機器からの妨害や混信による通信障害を軽減しました。
本方式は周波数CHの概念が無く、連続通信を行いながら、配送センターなど同一エリアで複数システムの同時運用が可能です。
制御対象に応じて4種類の無線リモコンを用意しました。
・NT-4-S4 4ボタン4接点
・NT-4-S3 3ボタン3接点
・NT-4-D4 2ボタン4接点
・NT-4-D6 3ボタン6接点
※ この製品は操作機(入力)と制御機(出力)は1:1でのみご使用頂けます。1:NおよびN:1ではお使い頂けません。
使用周波数帯 | 2.4GHz |
最適な用途 | 押している間ONのようなインチング操作が必要な機器の制御 リフターの昇降操作等 |
通信形態 | 1:1 1つのリモコンで1つの制御機が操作可能 複数のリモコンから1つの制御機の操作および1つのリモコンから複数の制御機の操作には対応していません |
通信距離目安 | 〜100m(見通し) |
通信方式 | 単信(Link状態表示あり) |
送信形態 | 連続送信(インチング操作可) |
受信機の出力モード | モメンタリ ワンショット トグル |
対応受信機 | NR-1 |
オプション品
この製品には、3接点、4接点、6接点のリモコンがあります。
制御機はNR-1と組み合わせてご使用頂けます。
無線モジュールタイプの入力機もあります。
NT-4-S3 3接点 ワイヤレスリモコン
¥11,000(税抜)
数量別価格(税抜)1-19:11,000円、20-49:10,000円
NT-4-S4 4接点 ワイヤレスリモコン
¥11,000(税抜)
数量別価格(税抜)1-19:11,000円、20-49:10,000円
¥11,000(税抜)
数量別価格(税抜)1-19:11,000円、20-49:10,000円
NR-1 リモコンシステム 出力ユニット(6接点)
¥14,500(税抜)
数量別価格(税抜)1-19:14,500円、20-49:13,150円
NT-4M 4接点 入力無線モジュール
¥7,000(税抜)
数量別価格(税抜)1-19:7,000円、20-49:6,000円
特長
- 2.4GHz帯ISMバンドを使用し、技適マーク付き
- NT-4、NR-1は、2.4GHzのISMバンド(2,403〜2,480MHz)の電波を使用する無線機器です。
標準規格「ARIB STD-T66第二世代小電力データ通信システム」に準拠し、工事設計認証を取得済みなので、お客様による無線局免許の申請等は不要です。 - FHSSにより周波数チャンネルを意識せず複数運用が可能
- 周波数ホッピング(FH)技術を採用することで、2.4GHz帯を使用する他の無線機器からの妨害や混信による通信障害を軽減しました。
NT-4、NR-1は、2403〜2480MHzの周波数バンド内の任意の20chを、周波数ホッピングしながら通信します。周波数ホッピングにより、他の無線機器との衝突を回避して通信を行うため、使用周波数CHを意識せず、同一エリアで複数システムの同時運用が可能です。 - 連続送信による出力操作と受信ユニットは出力制御モードの選択が可能
- 従来の315MHz帯や426MHz帯の特定小電力テレコン製品は、電波法の規定により送信時間制限がありますが、NT-4、NR-1は2.4GHz帯を使用することで連続送信が可能です。
また、入出力間レスポンスが10msと高速なため、接続したアクチュエータは素早く動作します。
NR-1の出力制御モードは連続出力(モメンタリ)以外に、ワンショット、トグルの各モードから、用途に応じて選択可能です。 - 2.4GHz帯ワイヤレスリモコンは、通信状態の確認ができるので安全
- NT-4とNR-1の間は双方向通信し、無線機内部では常に通信リンク状態を監視しています。安定して使用できる通信距離か、手元のリンクインジケータ端子に接続したLEDにより確認できます。
- 2.4GHz帯ワイヤレスリモコンの通信距離は見通しで100m
- NT-4、NR-1の通信距離は、見通しで100~150mです。近距離で高品質な通信を必要とする用途に向いています。
※但し、他の無線機器や周囲のノイズ等の使用環境が通信距離に影響する場合があります。
- ARIB STD-T66準拠、技適マーク付き
- 手元のLED表示による通信状態確認機能
- リモコンはリチウム電池CR2032(1個)で動作
- オートパワーOFF機能
- アクリルパネルのシルクをカスタマイズ可能
アプリケーション
- トラック等のリアゲート昇降・開閉装置
- 福祉車両等の電動リフトの昇降・格納装置
- 電動ガレージ(シャッター)の開閉装置
- 室内照明機器制御・電動カーテンの開閉
- チェーンブロック、ウィンチ制御
- 農業用機械制御
- その他
電動リアゲートの昇降・開閉等の操作を、手元のリモコンで行うことができます。
配送拠点などの同一エリアで複数システムの同時運用が可能です。
NT-4-D4 仕様
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
適合規格 | ARIB STD-T66 第二世代小電力データ通信システム | 工事設計認証取得済み |
使用周波数 | 2403 ~ 2480 MHz | |
通信方式 | 単信通信 | |
伝送方式 | 周波数ホッピング | |
送信電力 | 1mW | |
無線間ビットレート | 250k bps | |
通信形態 | 1:1 (リモコンと出力ユニット間 ) | 1:NまたはN:1での使用は不可 |
リモコン、出力ユニット間 応答時間 | 6~16msec | 10msec (平均値) |
使用電池 | DC3V リチウム電池 CR2032(1個) | 連続使用時間:約50時間 |
消費電流 | 4mA (通信時の平均値) | |
LED表示 | 点灯: 通信状態良好 点滅: 通信状況不良 消灯: 電源OFF状態 | 点灯状態で使用のこと |
ブザー音 | 電源ON / OFF確認音: 電源ON / OFF時に鳴動 送信操作音: 各出力制御ボタンを操作後に鳴動 出力動作確認音: 出力ユニット:NR-1の出力動作の状態を鳴動(※) | (※)ワンショットモードで使用する場合を除く |
アンテナ | 内蔵リードアンテナ | 本体上部に収納 |
防水性 | IPX4相当 | |
ボタン耐久性 | 2万回 | |
ボタン操作荷重 | 2.6±0.5N | |
動作温度範囲 | -10 ~ +65℃ | |
重量 | 24g | |
外形寸法 | 76 × 31 × 13 mm | 突起部を含まず |
電源のON | 電源ボタンを0.5秒以上押す | |
電源のOFF | 1. 電源ボタンの2秒以上長押し 2. オートパワーOFF機能 出力制御ボタンを無操作にしてから2分後に自動的に電源がOFF 3. 強制電源OFF※1 ・ボタンの連続押し状態で2分経過すると、電源が自動的にOFF | ※1 トグルモード、モメンタリモード |
各出力制御ボタンに対応する出力ユニット:NR-1の出力 | ①出力制御ボタン → OUT1に対応 モメンタリーモード時、上記に加え |