IoT無線ユニット どこでもでむminiで、SORACOMにアクセスしてみた

IoT無線ユニット どこでもでむmini

どうも中の人、CHOです。
もうすぐ発売のIoTゲートウェイ, プログラマブル無線ユニット どこでもでむmini と、内蔵のLTE-M通信で、IoTプラットフォームのSORACOM様に、アクセスしてみました。SORACOM様では、さまざまな転送サービスを展開していますが、その中でも Funnel 経由で AWS IoT Core へ上げるところまで試してみます。

暗号化通信は通信量を増やしますので、パケット代を減らすには良いサービスだと思います。気前のいいことに無料利用枠がありますので、気軽に試すことができますね。詳しいことは、SORACOM 様まで問い合わせください。

[2024年7月の情報ですので、最新版は各サイトをご覧ください]

SORACOM  Funnel 設定手順

詳しくは、こちらの手順どおりで実現できるのですが、ピンポイントでつまずきそうなところだけを説明します。

1. 1. まず、SORACOMのSIMは入手済みと仮定して、SORACOMのサイトの右上にあるユーザーコンソールからログインします。
   2. メニュー → SIM管理で転送したいSIMがグループに登録されているか確認します。
   3. グループに登録されているとして、メニュー → SIMグループを選択します。
   4. SIMグループの該当するグループをクリックすると、設定が開くので、そこからSORACOM Funnel設定を開きます。
   5. スイッチをONに、スライドします。
   6. あとは、転送先サービスに応じた設定となります。基本的にHTTPS転送です。
   7. 設定を変更したら、保存をクリックしましょう。

どちらかというと転送先のAWS IoT Coreの設定の方がややこしいですが、SORACOMの設定手順どおりにやれば、そんなに悩まなかった気がします。はい、たぶん・・・

AWS IoT Core

と思って、、、AWS IoT Coreの設定がどうだったかと見直してみますと、SORACOMの説明のステップ1のIAMロールの「ポリシーの作成」でつまずきました。変化にマニュアルが追い付ていないのですが、しかたないですね。

このIAMで作成するロールとポリシーは、IoT Coreへの書き込み許可をSORACOMのアカウント762707677580と、外部ID[External-ID-Mej73gfhrFhimGKb]に、許可を与えるというものです。

まずは順番を変更して、先にポリシーの作成を行ってください。IAMのトップ画面に戻り、左メニューからポリシーを選択し、「ポリシーの作成」をクリックします。画面構成はちょっと違いますがSORACOMの説明の⑤[ポリシーの作成] どおりでいけると思います。

注意するところは、ARNの追加のところで「このアカウント」を選んでおくぐらいでしょうか。

ポリシーが作成できたら、IAMのトップ画面に戻り、ロールを作成します。ここからはSORACOMの説明のステップ１に戻ります。許可ポリシーのところで、先ほど作成したポリシー「funnel-test-aws-iot-policy」を検索に入力して探し出します。

左のチェックボタンをチェックして、次へをクリック。ロール名を「funnel-test-aws-iot-role」として入力して、右下のロールを作成をクリックして完成です。

• • IAMのトップ画面からロールを選び「funnel-test-aws-iot-role」をクリックして、表示されるARNをメモしておきましょう

ステップ２からは、つまずくところはないかと思います。

ステップ３の認証情報ストアは、ユーザーコンソールにログイン後、右上のメールをクリック、セキュリティ、認証情報ストアで出てきます。

ステップ４のAWS の MQTT テストクライアントの設定までできたら、どこでもでむminiを動かしてみましょう。

IoTゲートウェイ「どこでもでむmini」のサンプルコード

modem_setting.hでSIMの設定を定義していますが、お使いのSIMに合わせるようにしてください。

プログラム自体の変更はありません。送信先のfunnel.soracom.io:23080に向けてSOCKET作って送信するだけです。SORACOMのSIMと設定を使ってください。せっかくなのでFunnelの送信データ形式設定をバイナリにしました。バイナリで送る場合は、BASE64で変換されてクラウドに届くようです。

とってもシンプルに、サクッとクラウドにデータがあげられます。

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