水位監視, 排水管理向け ワイヤレス距離計 – LoRa®センサー
こんにちは、中の人CHOです。
LoRa®とセンサーを用いて、監視&モニタリング目的で、超音波の反射で距離を測定できるワイヤレス距離計を作成してみました。水位監視、洪水監視、排水管理向けのセンサーとして利活用が可能です。
インターネットにつなげていないのでIoTとは言えませんが、それでも需要があると考え、シンプルで使いやすいデバイスを目指しました。距離を測るセンサー側は、AC電源不要で乾電池で稼働します。
システム構成は、こんな感じです。
LoRa🄬だから、遠くからの監視&モニタリングが得意!
LoRa🄬なので、見通しで10km以上、鉄筋コンクリート造りでも2〜3階まで届くと思います。よって、容易に遠隔モニタリングが可能です。
距離センサーから対象物との距離がUART経由で出力され、出力されたデータをどこでもでむMiniで読み取りLoRa🄬で送信し、どこでもでむで受信したらI2C経由の7セグLEDで表示する仕組みです。
この仕組みは、例えば、貯水池や川などの水位監視に利用できる と思います。
完成した写真がこちらです。
とってもシンプルです。もちろん本番環境でも、そのまま使えます。
洪水監視、排水管理、水位監視のほか、穀物や肥料の充填レベル監視など、さまざまな監視&モニタリング関連のアプリケーションに対応可能でしょう。デモ用に値の変化がすぐわかるように、どんどん送信していますが、LoRa🄬なので表示の更新に1〜2秒ほどかかります。
長距離や屋外でもワイヤレスでデータを送受信できるので、配線の手間やコストを省くことができます。
シンプルで使いやすい設計なので、どなたでも気軽にお使いいただけます。
(サンプルプログラムの提供が可能です。ご興味あれば、お気軽にお問い合わせください)
ワイヤレス距離計の電池寿命について
センサー側の電池寿命は、計測頻度と通信回数しだいなので、何とも言えません。コスト次第ですが、太陽光パネルをつけてもいいかもしれませんね。インターネットを経由しないシステムなので、SIMなどの通信費ランニングコストを抑えることができます。今回は、音波式センサーを使いましたが、お客様のセンサーに合わせて色々なプロトタイプが作れます。
低予算でのワイヤレス監視&モニタリングシステムを構築をお考えでしたら、今後、当社が出展する展示会などで、ご覧いただければ幸いです。